スマートパパの暮らしマネジメント

暮らしと仕事をどうマネジメントするか、考えるブログです。

リフォームは、信頼できるパートナーを探せるか

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リフォームは、大変なこともあったが、信頼できるパートナーを見つけられたことは、よかったように思う。 複数社に声をかけたことで、出会えたわけで、相見積もりをかけたことは正解だった。 リフォームのような不定形な発注においては、様々な会社の意見を聞いたほうがいいように思う。

Z社がよかったのは、小気味よく控えめに提案してくれたところだ。

例えば、猫ちゃんの傷があるドアをリペアってできる?と相談した場合、工務店からは、補修やマーカー、ペンキで目立たなくなるかも、と回答してきたのに対し、Z社は、じゃあドアごと変えてしまいます?と、思わぬ提案をしてくれた。それって高くないですか?と聞くと、10万くらいです、と即答。

また、エコカラットや壁掛けテレビに憧れがあったので聞いてみると、壁掛けテレビには、壁をふかす(壁の前に隙間のある壁を作る、という建設用語)必要があるが、今だと壁掛けテレビ用のウォールボードが新しく販売されたので、それだと簡単に施工できる、と回答してくれた。

傷があるが、まだ使えそうな木製の巾木について、「一度剥がして同じものを使い直す感じでよいか?」とか、もともと敷設されていた配線カバーの貼り付け跡を気にしてくれて、「もしかしたらきれいに剥がれないかも」と、先に注意してくれるなど、指摘が最も、細かい。 短いやりとりの間に、私がどんなことを気にするタイプなのかを感じ取って発言してくれている印象があった。

天井は備え付けのシーリングのままで行こうと思っていたのだが、ダウンライトに変えます?と、胸をくすぐる提案も。

そう、たしかに、Instagramで好みの部屋を見ていると高確率でダウンライトを採用しており、よいなと思っていた。だが、そんな簡単にシーリングから変えられるとは思わなかったのだ。この天井でいけるんですか?と聞くと、あ、いけますよ、と即答。

なお、このダウンライトの施工可否について、少々不安を覚えたので、D社や工務店の担当者たちに後ほど確認してみると、D社からは、「うーん、これは難しいと思います」、工務店の方は、天井をすこし叩いてから、「問題ないですよ」との回答。D社、大丈夫か?

結果からすると、内見の場では、Z社の圧勝である。感じの良さや、小気味良い提案、こちらから提示していた要望をもっとも、理解してくれている会社だと感じた。

一方残念だったのがD社。事前に「相見積もりです」、「当日は複数社で順番の内見です」、と伝えてない私も悪いのだが、D社の担当者は、到着した際に先に入室していた、Z社が測量しているのを確認して、不満がありありと顔に出ていた。気持ちはわかるが客商売でここまで顔に出すべきではない。

提案の振れ幅がありそうな箇所を、中心に各社へヒヤリングした。D社からは、壁掛けテレビは、壁をふかす必要があり、ダウンライトは難しいとのこと。本人も似たようなリフォームをしたことがあるといって、写真で雰囲気を伝えてくれたのはよかったが、Z社のような細かいところに気が利く感じでもなかった。

もう1社の工務店の方も印象がよかった。特徴的だったのは、エコカラットも施工できます。できますが、仕上がりを見ると、アクセントクロスとそこまで印象が変わらないことが多く、その割には割高な印象があるし、調湿の機能も言うほど、効果があるような感じがしない、というコメントがあったことだ。

非常に参考になりつつも、顧客要望に対し、まずそれを外す提案から入ったのは、思うところがあった。ただこれは、私も、自身の仕事でよくやってしまうことだ。自分が専門領域においては、相手の要望の正否を自身で判断してしまい、代案から入ってしまう。それは、ある種の親切心なのだと思う。

ただ顧客の立場だと、最初から代案が来てしまうと、違和感は拭えないものだ。まずは顧客要望に寄り添いつつ、本人が課題認識したタイミングで、代案とそのメリットを提示する。そういったやり方ならスマートなのではないか。そんな気づきもあった。